コラム
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高齢者の就業状況公開日:2013.11.27勤労感謝の日に合わせ、総務省から「女性・高齢者の就業状況」が発表されました。60歳以上の高齢者の有業率(有業者の割合)は30.7%。都道府県別にみると、長野県(36.3%)、山梨県(36.0%)、福井県(34.1%)、東京都(34.1%)などが上位に並んでいます。なぜこのような県で高齢者の有業率が高いのか、何か共通点があるのかを考えてみました。 今回発表されたデータは高齢者を60歳以上としていますが、元になっている「就業構造基本調査」では65歳以上での括りのほうが主となっています。 そこで、まず65歳以上の有業率をとってみました。すると、全国平均では21.3%と、60歳以上の数字と比べると10ポイント近く低くなります。高齢者の活用、就業機会の拡大が言われていますが、現実に仕事をすること...