目的別仕事探し
定年後・シニア世代の仕事の探し方はその目的により異なってきます。そして、仕事探しをサポートしてくれる機関やサービスも様々あります。自分にあったサービスを活用し、目的にあった仕事探しを始めましょう。
特徴・向いてる方 | 難易度 | |
---|---|---|
人材紹介会社 | 現役時代と同レベルの収入を望む方。定年前の現役の方向き | ★★★★☆ |
ハローワーク | 定年後の再就職に。地域に密着した求人が豊富 | ★★★☆☆ |
シルバー人材センター | 適度に仕事をしたい方におすすめ。 | ★★☆☆☆ |
地域ボランティア | 地域社会に貢献。無給でボランティア活動で社会貢献したい方 | ★☆☆☆☆ |
シニア海外ボランティア | 外国語が得意で、技術職や特定分野に秀でた方なら。 | ★★★★★ |
ネットワーク(縁故) | 人脈が広く、現在、現役でお仕事されている方 | ★★★★☆ |
インターネット・求人誌などの求人情報から探す | インターネットやパソコンの操作が得意な方 | ★★☆☆☆ |
「収入」「やりがい」「時間」の3つのポイントで仕事を探す
収入を重視して、仕事探しを行う
退職後もやはり収入が気になるという方は多いかと思います。しかし、給与が高い仕事は、その分、責任のあるポジションで勤務時間も必然的に長くなります。現役時代と同じレベルでの仕事力が必要と考えたほうが良いでしょう。現役時代の転職活動と同じく、人材紹介会社を利用するとよいでしょう。
また、これまでのご経験で会社の役員や、特定の技術分野での開発などをされていた方は、顧問や社外取締役に特化した人材紹介会社もありますのでそちらを利用するのもお勧めです。
しかしながら、現役時代とは異なり、それなりにニーズの高いスキルや経験を持っていないと登録はできてもなかなか紹介がないということもあるようです。人材紹介会社からの紹介を待つだけではなく、これまでのネットワークを活かした就職活動を平行して行うことをお勧めします。
また、ハローワークでも正社員としてのフルタイムでの求人を紹介しています。安定した収入を得ることが目的の方は、ハローワークの相談員に相談し、仕事の紹介や職業訓練を受けることができます。
やりがいを重視して、仕事探しを行う
「これまでの経験を社会の役に立てたい」という方は、大きく二つの選択肢があります。
一つは、その経験や技術を企業の人材育成に役立てることです。この場合は、顧問、技術顧問という形で企業との契約となります。しかし、これも皆さんの経験とスキルと企業側のニーズがマッチしなければ成り立ちませんので、まずは人材紹介会社に登録し、それぞれの経験やスキルが活かせる仕事を探すとよいでしょう。
もう一つはボランティア活動をして、社会貢献をすることです。
収入はありませんがライフワークとして地域ボランティア活動に参加されているシニア世代は多くいらっしゃいます。ボランティアを通じた人に喜ばれる社会貢献活動は、やりがいのあるライフワークとなるでしょう。
語学が得意で、技術職や特定の分野で活躍されていた方には、シニア海外ボランティアに参加するという道もあります。こちらはボランティアではありますが、現地での生活費など、ボランティア活動をしながら収入を得ることもできるケースがあるようです。グローバルでのボランティア活動は、日本国民を代表するやりがいのある活動になるでしょう。
時間・ライフワークバランスを重視して、仕事探しを行う
定年後は日常生活を中心に、適度にお仕事をされたい方は多くいらっしゃると思います。
定年後に、企業で常勤ではない委託のお仕事に就くのは稀かもしれません。現役の方は、退職以前にネットワークを活用して、顧問やアドバイザリー契約についてのニーズをヒアリングしておくのが良いでしょう。
また、週に2、3回のパートの仕事は、求人誌やアルバイトサイトで探すことができます。近くのショッピングセンターの掲示板などでも求人情報が掲載されていることもあるようなので、そちらを確認してみるのも良いでしょう。
シルバー人材センターでは、シニアに特化した単発のお仕事を紹介しています。登録料はかかりますが、仕事をしたい時に要望を出すことができますので適度にお仕事をしたい方には活用できるサービスです。