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  • 福岡県高齢者能力活用センター「シニア就労」先導し20年
    企業に経験豊富な高齢者を派遣する公益社団法人福岡県高齢者能力活用センター(愛称はつ・らつ・コミュニティ)が10月、設立20年を迎える。全国に先駆けて平成8年に発足し、高齢者の再雇用支援に取り組んできた。このほか福岡県内では今年8月、高齢者対象のハローワークが北九州市に誕生するなど、シニア就労の「先進地」といえる。 同センターには、就労を希望する高齢者と、受け入れ先の企業がそれぞれ登録する。現在の登録高齢者は9千人を超えた。実際の派遣者数も16年の延べ1533人から、27年は延べ7120人と、4倍以上に増えた。 センター発足当時、高齢者の就労支援に積極的に取り組む団体は、全国を見渡しても少なかった。「超高齢社会」は懸念されていたが、総人口における65歳以上の割合(高齢化率)...