シニア人材対象の合同企業説明会 札幌商工会議所が初めて開催
札幌市で就職希望者を対象とした企業の説明会が開かれました。参加者は60歳以上の“シニア世代”です。説明会は、札幌商工会議所が初めて開きました。対象となる就職希望者は60歳以上です。一方の企業側は、などあわせて18社が参加しました。訪れた人に対し、各社の担当者が仕事の内容や勤務体系、待遇などについて説明していました。
(NHK 11月8日)
全国各地で行われているシニア向け企業説明会だが、どの会場でも、参加する企業は、タクシー、建設、警備、介護サービスなど、体を使う仕事がメインの業界が多い。地元のシニアを採用したい地場産業となれば、どの地域でもこのような企業が多くなる。
ただ、少しずつではあるが、インターネットを介したホワイトカラーの業務の求人も増えてきている。たとえば、沖縄ではIT企業の集積が進んでいる。首都圏を始め、全国から受注して沖縄でソフトウェアを開発する企業も珍しくない。そのような企業を退職したシニアが、札幌の企業に就職してシステム部門の業務をリモートワークで担当することもあり得る。ポスト・コロナの時代では、リモートワークは普通の勤務形態だ。これからは、就職希望者を対象とした企業説明会は、オンラインで全国向けに配信することになるのかもしれない。