平均年齢は75歳!働く高齢女性が急増
コロナ禍の厳しい状況の中でも「女性だからこそ、できることがある」として高齢女性の活躍の場を広げているのが、全国各地で社団法人として運営されているシルバー人材センター。現在23万人超の女性会員が活躍している。
(中略)
現状、会員から人気の職種は清掃、福祉・家事援助、事務、施設管理など。今後は共働き世帯が増えるなどして、女性が活躍できる、家事援助や保育補助の仕事が増加していくことが予想される。
(週刊女性PRIME4月3日)
元々、男性会員が多かったシルバー人材センターだが、今や全国的に女性会員の勧誘に力を入れている。その結果、東京都狛江市では女性会員の割合が40%に迫るなど、増加傾向が鮮明になってきた。
新型コロナウイルス感染症の影響で、サービス業の非正規雇用は厳しい状況が続いており、非正規雇用は、全体のパイが縮小するとともに、その中身も変化している。作業時間を短縮して、パートからシルバー人材センターに切り替える企業も出てきた。月10日程度、週20時間未満というシルバー人材センターの就業ルールは、今まではネックと言われてきたが、withコロナの時代にあっては、むしろ、企業のニーズに合っている面もある。
特に、女性が得意とする福祉・家事援助や保育補助の仕事は、就労時間の細分化が容易な職種であり、シルバー人材センターが受託する業務としては、今後の成長が期待できる分野だ。シルバー人材センターにおける女性の活躍の場は、さらに拡大していくだろう。