新型コロナでデジタル化が加速?アクティブシニアに行動変化?

株式会社博報堂(本社:東京都港区)は、株式会社オースタンス(本社:東京都新宿区)と共同で、SNSコミュニティサイト「趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)」の会員を対象に、新型コロナウイルスの流行が、アクティブシニアにどのような影響を及ぼしているかについて調査を行いました。
(中略)
新型コロナウイルスにする情報については、アクティブシニアの82.7%がインターネットから情報収集をしていることがわかりました。テレビ(93.3%)が最も多いですが、インターネットはそれに次ぐメディアとなり、60代以上の人においてもインターネットを駆使していることがわかります。
(FINANCIAL FIELD 6月15日)

一般に、アクティブシニアとは、65~75歳で健康で活動的なシニアを指す。この世代は、現役時代にPCを駆使して仕事をしていたこともあり、デジタルデバイドとは無縁の人も多い。

加えて、この調査はSNSコミュニティサイトの会員を対象としているため、インターネットを使うことにストレスを感じない人の割合がさらに多くなる。

こうしたデジタルに明るいアクティブシニアは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛の中で、情報収集だけでなく友人とのコミュニケーションにもネットを使うようになってきた。

「感染者のクラスターが発生している昼カラオケよりも、オンライン飲み会の方が、安全で楽しい。」、あるいは、「ビデオ会議システムも使ってみるとそれほど難しくない。」と感じるシニアが増えている。

こうしたシニアの中には、仕事もネットを介して業務を請け負う形態にシフトしていく人もいる。アフターコロナは、高齢者もネットで仕事をする時代になっていくだろう。