サポカー補助金の申請受付開始
65歳以上の高齢運転者による衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い急発進等抑制装置が搭載された安全運転サポート車の購入等を補助する「サポカー補助金」の申請受付を、3月9日より開始します。これに先立って、補助の対象となる車種・装置、申請に必要となる書面等の概要をとりまとめましたので、公表します。
(経済産業省プレスリリース 3月3日)
サポカーとは、セーフティ・サポートカーの略。高齢者のサポカー使用を促進させるための補助金の支給が始まる。サポカーの普及は、高齢ドライバーによる交通事故の抑止に、一定の効果が期待できる。バスやタクシー、トラックなどの事業者にとっては、高齢の運転手を雇用するリスクを低減させることにもつながり、高齢者の雇用促進にも役に立つ。
一方、交通事故を起こす高齢者は、プロの運転手よりも自家用車を運転する人の方が多い。サポカー補助金を推進する経済産業省と国土交通省は、自家用車の所有者にも積極的にサポカーへの転換を訴求すべきだ。そもそも、サポカー補助金という名称も高齢者には分かりにくい。セーフティ・サポートカーの「セーフティ」の部分を省略してしまうと、何をサポートしてくれる車なのか分からない。事業の名称から工夫が必要だ。