働きたい高齢者の就労支援、福岡市「お仕事ステーション」開設
働きたい高齢者の就業支援のため、福岡市は区役所などで求人情報などを提供する「シニアお仕事ステーション」を市内計14カ所に開設した。
設置場所は、東、中央、城南、早良、西の各区役所と各区の老人福祉センター、福岡商工会議所ビル(博多区)、市男女共同参画推進センター・アミカス(南区)。ハローワークや市が集めた高齢者向けの求人などをボードに掲示。パソコンやタブレット端末で詳しい情報を確認することもできる。
(西日本新聞 2月25日)
全国の自治体で就労に関する高齢者向けの情報提供が進んでいる。福岡市も市内各地に情報発信の拠点を開設するとともに、インターネット経由で詳細な情報の提供を開始した。
若い世代であれば、ネットで情報提供サービスを完結させることもできるが、高齢者の場合は、ネットで積極的に情報を検索しない人も多い。高齢者がよく立ち寄る場所に印刷物を掲示し、より詳細な情報はネットで参照するようにした方が、高齢者によりよくリーチできる。高齢者がガラケーからスマートフォンに切り替える時代、ネットとリアルのそれぞれの特性を活かして組み合わせることが、高齢者に情報を広く伝える上で重要だ。