なぜタイへ? シニアたちの「第二の人生」とは
今、定年後タイに移住するシニア世代が急増中。
(中略)
タイに移住した女性(73)
「日本料理店の(数は)日本並みね。回転寿司店がいっぱいできてるんですよ」
近年の日本ブームで日本の食事や食材などに不自由しなくなったといいます。
タイに移住した女性(69)
「四季が無いというのはつまらないですけど、現実的な生活のしやすさは大きい」
(テレ朝news 12月21日)
バブルの時代、日本の経済力は相対的に強く、円も高かった。その時代は、スペインなど比較的物価の安い欧州へ移住するシニアがいた。気候に恵まれたオーストラリアも人気だった。しかし、歴史的な円安になっている今では、現役引退後に欧米や豪州で暮らすのは容易ではない。
しかし、今でも、日本に比べて物価が安く、かつ、文化的な生活ができる国がある。その一つがタイだ。バンコクなどタイの大都市では、近代化が進み、日本での生活と同じ程度に便利になってきている。この番組では、年金20万円の日本人シニアがタイに移住して、31階建てタワーマンションに住んでいる話が紹介されているが、タイでは珍しい話ではない。さらに、インターネットを使って日本の仕事をリモートワークで行えば、年金以外の収入も得て、より豊かな生活もできる。日本では地方に移住するシニアが増えてきているが、タイに移住するというのも選択肢のひとつだ。