80歳を超えても働きたい人が増加
ずっと現役で働きたいと願っていても、年齢を重ねるにつれ、身体のあちこちに不具合が生じます。
(中略)
マイナビが報道発表した「ミドルシニア/シニア層のアルバイト調査(2024年)」によると、「70歳を超えても働きたい」と考える人は増えているようです。同調査では、現在アルバイト就業中の60代シニア層の46・7%が「70歳まで働きたい」と答え、35・5%が「70歳を超えても働きたい」と考えていることがわかりました。ちなみに、22年に実施した同じ調査では「70歳を超えても働きたい」は32・2%で、年々増えているということです。驚きなのは、現在アルバイト就業中の70代シニア層の46・5%が「75歳まで働きたい」と答え、36・3%が「80歳まで働きたい」と答えていることです。さらに16・5%の人が「80歳を超えても働きたい」と答えています。
(zakzak 8月29日)
各種調査の結果が発表されるたびに、高齢になっても働きたいと思っている人の数が増えている。今回のマイナビの調査は対象が現在アルバイト中の高齢者だったため、働きたい人の割合はさらに高なった。60代、70代で働いていない人や働いていても正社員や再雇用社員の人は調査対象ではない。これらの人々も調査対象に含めると、80歳まで働きたい人の割合は少し減るだろう。
それにしても、70代の36・3%が「80歳まで働きたい」と答えたのは、かなり高い率だ。60代シニア層の46・7%が「70歳まで働きたい」と答え、70代シニア層の46・5%が「75歳まで働きたい」と答えているように、現在、元気に働いている高齢者は、概ね、後5~10年は働きたいと望む傾向がある。実際に働けるかどうかは、本人の健康状態にもよるが、企業としては、この意欲に応える就労環境の整備が重要だ。