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シニアの就労にブレーキ コロナ感染懸念や希望業務減で公開日:2022.07.04高齢者の労働参加に急ブレーキがかかっている。就業に関する政府統計の分析からは、新型コロナウイルス禍で高齢層の就労意欲が低下し、一部が就業をやめている実態が浮かぶ。背景にはコロナ感染への不安や、希望する仕事が減ったことなどがありそうだ。意欲ある高齢者に働き続けてもらい、労働力人口を下支えするには就労環境の改善が急がれる。 総務省の労働力調査によると、女性や高齢者の働き手が増え、労働力人口はこの10年で5%近く増えた。足元では横ばい傾向になりつつある。2020年春のコロナ感染拡大初期は、女性を中心に職を離れる人が増えた。21年春以降は男性の離職が増えている。 (日本経済新聞 5月27日) 新型コロナウイルスの感染拡大によって離職した高齢者が、なかなか労働市場に戻らず、非労働化してし...