コンサルタントアドバイス

新たな職場で働いている自分をイメージできますか?
その自分は今までの自分とどんなところがどんな風に違っていますか?
変わっている自分がイメージ出来たら、その部分が新たな職場で働き、力を発揮して認知してもらうために必要な心構えということになるでしょう。
そこにいる自分がしている仕事はそれまでの仕事と同じとは限らないどころか全く違っているかもしれません。新たな職場で、新たな仕事を新たな仲間と始めるということには大きな不安を感じることがあるかもしれません。そんな時に思い出してほしいことは初めて社会人になった時、新入社員として入社した時の気持ちと意欲・心構えです。

これまでの肩書や職位、職場環境から卒業して第二の人生のスタートを切るときに必要なことはそれまでの経験値を蓄積しつつも謙虚な気持ちを持って取り組むことではないでしょうか。これまでの職位、それに伴う収入や生活水準・価値観等は一度ここでリセットして考えてみませんか?再雇用されれば、今までの部下は部下でなくなり、上司になる事さえあるかもしれませんし、新たな職場への再就職を果たせばそこではこれから仕事を覚えなくてはならない新入りです。今後は「株式会社○○ ○○部長 ○○」ではなく「○○の実務経験と実績を持って仕事をしてきた○○」と看板を掛けなおして仕事をしていかなければならない現実を受け入れるためにはリセットは必要不可避です。

シニアの再就職は狭き門??


企業が求人募集をする時にこだわっている条件はどんなことでしょうか?
社会人としてのキャリアをある程度の年数持っている人には即戦力を期待し、新卒・またはキャリアが極めて短い若い人には人材育成を期待する採用を考える傾向が企業には多くみられます。とはいえ長すぎるキャリアは時として敬遠され、なかなか再就職が出来ないシニア世代が少なくないことも厳しい現実としてあることは否めません。
定年退職の年齢が60歳の企業では、まず他の企業を定年退職した人の応募を受け付けることはありません。その場合には当然応募できる企業は定年制なしや65歳となっている求人にと選択肢は狭まります。当然収入面は現役時代より激減し、就業時間や日数すら制限をされる場合もあります。仕事内容も希望通りとは限りませんし、定年年齢があれば一年でも長く働ける人と企業は考え、61歳よりは60歳と1歳でも若い方が採用には有利と考えてよいでしょう。

これまでの経験を活かせる仕事を探してみよう。

再就職活動をするにあたり大切なことは仕事をする目的と条件を明確にしておくことです。「現役時代は忙しすぎたので今後は自分の時間や家族と過ごす時間を増やしたい、そのためにはフルタイム勤務は望まず、週3~4日で考えたい」とか「週5日働いても良いが1日の就業時間は短くしたい」、「まだ学費が必要な子どもがいるのでフルタイムで働きたいし、キャリアを活かしてなるべく高収入を得たい」等希望することは様々です。
働き方や条件に応じた仕事の探し方やツールは多種多様にあります。
自分の条件や目的に合ったツールを探すこと、ツールをうまく使い分けてぜひ再就職の成功を勝ち取りましょう。

ここで差が出る!就職活動の準備からはじめましょう!

具体的な目標を持ったら、しっかりとした準備を始めましょう。これまでのキャリアの棚卸しをして職務経歴書・履歴書をまとめましょう。
キャリアをたくさん持っているシニア世代の方はアピールできる強みをたくさん持っているので伝えたいことはたくさんあると思いますが、面接の場では必要なことだけをきちんと伝えましょう。 きちんと伝えるために必要なことは効果の高い応募書類を作成しておくことです。 具体的にはアピールしたいこと、聞いて欲しいことを面接で聞いてもらえるような志望動機や自己PR、活かせる経験・能力・資格等を書いておくことです。応募書類を作成する時にはこの求人で企業が求めているのはこんなキャリアを持つ人だということを掴み取り、自分の何をどのように伝えれば採用担当者の目を引き、「ぜひこの人に会いたい」と思ってもらえるかを意識して完成させれば、きっと面接につながります。ここまでがきちんとできていれば採用にぐっと近づける面接になります。

厳しい再就職事情ではありますが、シニア世代の方は若い人が持つことのできない強みを持っています。生かすも殺すも自分次第です。
それは何でしょう?おそらく自分では当たり前すぎてそれが強みだとは夢にも思っていないかもしれません。
それはこれまでのキャリア、ネットワーク、人生経験です。
重ねてきたキャリアを効果的にアピールし、広いネットワークを使い、豊富な人生経験を駆使して再就職活動の準備を始めましょう。

面接のポイント

最も基本的なことはシニア世代に限定ということなく、聞かれたことに忠実に直接的に誠意を持って答えることに尽きます。長すぎず簡潔にです。
キャリアをたくさん持っているシニア世代の方はアピールできる強みをたくさん持っているので伝えたいことはたくさんあると思いますが、面接の場では必要なことだけをきちんと伝えましょう。
きちんと伝えるために必要なことは効果の高い応募書類を作成しておくことです。
具体的にはアピールしたいこと、聞いて欲しいことを面接で聞いてもらえるような志望動機や自己PR、活かせる経験・能力・資格等を書いておくことです。応募書類を作成する時にはこの求人で企業が求めているのはこんなキャリアを持つ人だということを掴み取り、自分の何をどのように伝えれば採用担当者の目を引き、「ぜひこの人に会いたい」と思ってもらえるかを意識して完成させれば、きっと面接につながります。ここまでがきちんとできていれば採用にぐっと近づける面接になります。


お仕事をお探しの方はこちら

会員登録

関連する記事

シニア、再就職の履歴書…強みや豊かな経験PR

【コンサルタントメッセージ】自分という商品のブランドを作ろう(2013年9月5日)

【コンサルタントメッセージ】「自分自身が商品である」ということを強く意識すること(2013年8月22日)