-第7回-規則正しい生活と、適切な運動の習慣を継続する
仕事をするのに、適当なストレスがないとモチベーションが生まれてこない。ある程度適切な目標設定が設定されていることや、仕事の環境として周囲に多様な人たちがいる中で、それなりに一緒に楽しく活動できることが、健康に働く前提的な条件である。
そこで心身の健康を維持していること、病気をしないで健康な状態の身体を持ち続けているということがどれだけ有難いか、不測の病気という事態も起こらないでいると、実感もなく、健康が維持できている原因を、良く自戒し維持する法を確認する必要がある。
私は子供のころから学校、大学、社会人を長年やりながら生活を続けてきて、入院するような病気になったことは一度もなく、ここまで無事にやってこられたのは、両親から健康な身体を受けたことが基本的なことだと、感謝し実感もしているが、とはいいながら、自分なりに理屈の通った実践とそれだけでは無い生活と習慣について、少しご紹介したい。
1、生活のリズムを決め、無理をしない
私は、決して頑丈な体を持っていないし、運動部等に属して体を鍛えたこともない。
子供のころは中肉、中背であったが、大学を終わる時分には、175センチまで背が伸び、
それに合わせて体重は70㎏位までになった。草野球でソフトボールのピッチャーをしていたが、自覚的にはスポーツ万能型とも思わなかったので、それ以上にはやらなかった。
勉強は受験期には相当頑張ったと言っても、12時過ぎには必ず寝て、徹夜をしたことは無い。現在も夜型で12時は越えるが、それ以上無理な作業をしたことは無い。
朝トイレに行き、朝、昼、夜の食事、風呂、寝るまで、生活時間はほぼ決まっている。
営業マン時代に、仕事の付き合いはあったが、午前様になることはそうなかったと思う。
基本的には頑丈では無く、無茶が出来る体質・気質でなかったことが、このような型を作り、周囲の人たちが、許容してくれていたのかもしれない。
健康の条件を考えると、このような生活のリズムを毎日規則正しく守ることが出来ると、心身の安定度が高く、ストレスの波の変動に対応しきれないことによる「うつ病」から、適切に防衛することをしてくれているのであろう。病気は「気」からと言われる如くで、精神的に病気に踏み込まれる余地を作らないことが、いちばん大切なことだと思う。
次に言えることは、人間には毎日いろんな状態から病気のタネが物理的、生理的、心理的に入りこみ、原理的病気状態が発症するが、規則正しく生活をしているとその日のうちに、それを自己免疫的に撲滅しているのだと思う。ところが、その日のうちに片づけられずに残ると、本当の病気になって進行するのでは無いだろうか。
2、継続した適正な運動の習慣
私は、このように健全な状態をしていると思っていたのにもかかわらず、数年前、交通機関を降りて歩き出した瞬間、天井がぐるぐる回って立っておれず歩けなくなり、てっきり脳梗塞か脳卒中と思い、救急車のお世話になって病院に担ぎ込まれたことがある。
救急車の中から家内に電話したときは、これでもうおしまいかと思ったが、意識は明瞭なまま、救急室に運ばれ、MRI、心臓、等いろいろ調べて結果、三半器管内の耳石移動による平衡感覚の異常と分かって、安全を見て一晩お世話になっただけで放免となった。
医師から、これは突発的なもので対策といっても難しいが、頭を意識的に動かすことも予防になると言われ、考えてみれば水泳選手が飛び込んだあと目を回すことは無いな、と納得し、定期的に水泳プールに行くこととした。それ以外にも階段を意識的に使って歩くとか、自転車に乗るとか、全身の負担になる運動を計画的にするようにしている。
総括
基礎的なことだが、毎日の生活の中で病気のタネを作らないこと、生活を規則的にし、適当な運動を習慣化することが、ささやかではあるが、私の健康法の、まず第Ⅰである。