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高齢者の定義5歳引き上げを提案した財界トップの思惑公開日:2024.06.21高齢者の定義を5歳引き上げたらどうか。そんな案が政府の経済財政諮問会議で示された。提案したのは、経団連のトップら。「誰もが活躍できる社会」を目指すためだというが、原則65歳の年金受給開始年齢を70歳にし、「70歳まで働け」と求める布石のように思える。 (中略) 高齢者は65歳以上の印象がある。それもそのはず、世界保健機関(WHO)は65歳以上を高齢者と定義。65歳で線引きする制度も多い。高年齢雇用安定法では、65歳まで雇用することが企業側に義務づけられる。年金受給の開始年齢も原則65歳だ。 (東京新聞 5月28日) 高齢者の定義を5歳引き上げるのは、「65歳で線引きする制度」を70歳での線引きに変えるための世論操作なのかもしれない。ただ、そうだとしても、寿命が延びれば、高...