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寿命に合わせ年金支給 イギリスで進む受給年齢引き上げ公開日:2022.07.19英国が公的年金の受給開始年齢の引き上げを進めている。今の66歳を2026~28年にかけて67歳に上げる予定で、来年には制度の改定を控える。背景には年金財政の安定だけでなく、長寿命化に伴う受給の世代間格差をなくすという考え方がある。 (中略) 第1の目的は年金財政の安定にある。 (中略) もう1つ重視するのは、「成人期間の3分の1を年金受給の期間とする」との考え方だ。年金は誰もが働いている間、所得の一定割合を年金保険料として負担している。長寿化が進むのに受給が始まる時期が同じなら、将来世代は平均すると長く年金をもらう。受給の開始を遅らせれば、不公平感をなくせる。 (日本経済新聞 6月23日) 日本が公的年金の受給開始年齢を段階的に65歳まで引き上げてきたのは、平均寿命が...