ニュース
-
中国が人口減、働き手10年で9%減、老いる世界けん引役公開日:2023.02.16中国が人口減少時代に入った。2022年末の人口は61年ぶりに前年末を下回り、世界最大の人口大国をインドに譲ったもようだ。産児制限のツケで少子高齢化が止まらず、23年からの10年間で生産年齢人口は約9%減る。働き手の減少が足かせとなり、世界経済をけん引してきた中国の成長にブレーキがかかる。 (日本経済新聞 1月17日) 中国の少子高齢化が加速している。過去の一人っ子政策の影響で、子どもを産む若い世代の人口が少なくなったことが原因と言われることもあるが、少子化の最も大きな要因は、一人当たりの所得が向上したことだ。所得が増加すると出生率が減少することは、世界的にも歴史的にもデータによって証明されている。貧困国の多いアフリカでも、所得の増加に伴って出生率は低下傾向だ。日本でも...