コラム
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-第4回-「新型うつ病」への対応に関する情報公開日:2014.04.03先日、うつ病の予防・治療日本委員会が主催する講演会で「職域における『軽症うつ病』に対する介入の意義」というお話を、認知行動療法、第1人者の大野裕先生からお聴きしました。 先ず「新型うつ病」という言い方は学問的に決めたものではない、昔から存在したものでは「スチューデントアパシー」があった。学生がせっかく入った学校なのに、無気力で体調が悪く行けないといって休んでいる、ところが休暇になると元気になる、という病気が以前からあった、と苦笑しながら話されていました。 軽症型と言われるが、本人が辛いことは間違いなく、休職しても同じ職場に復職するとまた再発し、休職、復職を繰り返してしまう。 薬は効果が無いので、低強度の認知行動療法を職域グループで導入することを研究中です。事前調査と集団教育をし、...