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最期まで好きな場所で シニアの住まい、外に開く工夫公開日:2023.09.13「もうすぐ米寿のお誕生日、おめでとう」。6月下旬、神奈川県藤沢市のカフェで10〜80代が集う「お茶会」が開かれた。参加者の大半は2021年にできた多世代賃貸住宅「ノビシロハウス」の住人。その一人、矢田部郁(88)は「若い人と話せるのはいい」と話す。高齢者と若者が交じるのには仕掛けがある。通常家賃は月7万円だが、8室中2室は半額。その分、高齢者へ定期的に声をかけ、異常を感じたら管理会社へ報告する取り決めだ。月1回のお茶会にも参加する。この条件で2室に10〜20代が入る。 (日本経済新聞 7月20日) 高齢化に伴い、高齢者向けの住宅の供給が増加しているが、一方で、若い世代と高齢世代が共に住む多世代賃貸住宅も増えている。高齢者向け住宅では管理費に高齢者への支援サービスの費用が含...