コラム
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教員の低年齢化-教員を取巻く仕事環境の問題-公開日:2014.09.29少子高齢化の現代において、働き手の若年化が進んでいる業界があるのをご存じでしょうか。学校です。国公私立すべて小中高校の教員を対象に文部科学省が3年に一度実施している「学校教員統計調査」によると、教員の平均年齢は小学校で44歳、中学校は43.9歳、高校では45.3歳で、ともに前回調査から0.1~0.3歳低下したそうです。 働き盛りの「40代」が減少することの弊害とは 企業規模が10-99人規模の民営事業所の大学・大学院卒労働者の平均年齢は41.2歳(厚生労働省「賃金構造基本統計調査平成25年」による)と比べると、平均年齢が40歳代半ばというのは、他の産業と比べて決して若いわけではありません。しかしながら、これだけあらゆる場面で高齢化が言われている中で、わずかながらも“若返り”をしている...