コラム

  • 産業経済が人間生活を変えた
    Russell Bakerのピューリツア賞受賞作“Growing up”には、昔のアメリカの家庭生活と当時の人々の思いが活き活きと書かれている。 1920年代バージニア州の片田舎の村の家々には水も電気も無かった。 水は女たちが毎日丘の麓の泉まで汲みに行った。明かりは石油ランプ。 また、トイレが家に無かった。家から離れた掘立小屋にトイレがあり、日中はそこへ行って用を足したが、 夜はベッドの脇にslop jar(おまる)を置いて用を足した。 女たちは朝になるとslop jarを流しに行き水で洗って蒸気で消毒した。 文明国アメリカでも少し時代を遡れば、そんな生活が残っていた。 つましい暮らしの中、父親が31歳の若さで死んでしまう。 働き手を失った母親は途方に暮れる。 3人の子供のうち末の幼女...
  • H25年版労働経済白書を読み解く
    我国の労働経済の構造変化を、9月に発刊された本年版労働経済白書から読み取っておき...
  • 時給1,800円と年俸1,500万円の派遣スタッフ
    私はM重工の子会社で新事業開拓の担当取締役をやった時期がある。 約40もの様々な...
  • 意外な高齢者労働力率の推移
    Q1、東京オリンピックが開催された1964年から現在までの半世紀(50年間)に日...
  • 定年退職後、自宅の居心地は良くない
    高齢者をめぐる法整備の結果、雇用については、本人が希望すれば、特別問題のない限り...