コラム

  • 下町ロケットより凄い会社-三鷹光器-
     直木賞を受賞した池井戸潤の「下町ロケット」は、町工場がロケットエンジンの燃料バルブを製造してしまうという小説である。 町工場の社長は、国からロケット打上げを任された帝国重工という会社を向こうにまわして一歩も引かない。技術を数億円で買おうという申入れを断って、燃料バルブを自分の工場で作りあげてしまう。 この町工場の技術でロケットが飛ぶという痛快な話で、プライドを持って頑張る町工場の人たちの物語は感動ものでもある。 良くできたフィクションで、本当にこんな会社があったら凄いなあ、と誰しも思う。 ところが、この小説の町工場より、何倍も凄い会社が実際にある。  三鷹光器である。 三鷹光器の創業者中村義一氏は最初三鷹にある東京大学天文台に勤務し、天体望遠鏡等のメンテナンスを担当した...
  • ベア決着と日本経済の先行き
    3月12日大手企業が基幹労連傘下の各労働組合に対し、賃上げ要求に対する一斉回答を...
  • 世界の年金比較
    厚生労働省の「世界の厚生労働 2013」「諸外国の年金制度(サイト)」等を参照し...
  • 新日鉄住金社長交代後を占う
    統合後1年半での社長交代。新社長は調和型新藤孝生氏 新日鉄住金の社長交代が4月1...
  • ベアの行方と日本経済の再生
    5年ぶりベアを要求 企業業績が軒並み好調である。 連合は企業業績の好調、政府・日...
  • 日立社長交代―日立はどこへ行くのか?
    新社長は現専務東原氏 日立製作所は2014年3月決算で過去最高益を出すと見られて...
  • キューバ陽気な長寿の秘訣
    キューバの首都ハバナにカリブ海沿いに走る幹線道路がある。海風に吹かれながらこの道...
  • 再就職こぼれ話
    新聞社の人たちの再就職について話を聞く機会があった。 新聞社はせいぜい数千人規模...
  • 自由の世界に遊ぶ達人
    I氏は大手自動車会社のエリートコースを歩んでいた。国際事業畑で経験を積み、北京に...
  • シーラカンスを売って歩いた
    一時期、私はシーラカンスを売って歩いた。 私のキャリアは人事・勤労・総務・企画・...